若返りだって? 本当ですか?

200歳まで生きます。

11_「そんなものこんなもの」 お父さんの願い。2/4

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 やがて、「そんな物」で遊んだ子供達が大きくなりました。 でも「そんな物」から離れなくなっていて、新しい物が売り出されれば、 それを買って遊びたいと思いました。


 国には一生懸命に働く人がいなくなり、あっというまに破滅してしまいました。そして、「そんな物」を買ったたくさんの国々も次々に破滅していきました。


 「そんな物」を買ってはいけないと、輸入禁止にした国だけが、強くてりっぱな国になりました。


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 やがてリュウリュウの会社は、 「そんな物」を作って国を滅ぼした悪い会社と言われ、 自分の国の人からも、他の国の人からも批判されました。


 国を破滅させた原因は「そんな物」を買ったからだと、 世界中から訴えられ、会社は倒産してしまいました。



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 リュウリュウは、財産も、家族も、信用も失い、一人で寂しく生活していました。


 パンパンは、そんな友達の所に、一番先に食べ物を持って行ってあげて、 励ましてあげました。そして、「子供を相手にした商売はもうするな」と忠告してあげました。




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 リュウリュウは、これまで「そんな物」を売って、たくさんの子供をだめにしてきました。 だから、これからは「こんな物」を作って、子供達に勉強を教えようと考えました。



パンパンの忠告を全然わかっていませんでした。


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 リュウリュウが考えた「こんな物」を使うと、学校の勉強が良くできるようになります。


 「こんな物」を使わない子供は、学力差がついて授業ができなくなるため、みんなが買わなければならないようになりました。


 「こんな物」はたくさん売れて、お金をドンギャラドンギャラドンギャラギャンと儲けました。


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 先生達は、「こんな物」を使うと、子供がだめになると思いました。 でも、リュウリュウの会社はあまりにも大きく有名になってしまったので、誰も、「こんな物を売るのはやめろ!」と言う人はいませんでした。


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 何年か経って、学校の先生は仕事をするのが、すっかりいやになってしまいました。 みんなが、「こんな物」で勉強していて、先生が教えることはもう解っているからです。


 先生は学校で勉強を教える役目を「こんな物」に取られてしまいました。先生は、ただ給料をもらうために、我慢して学校に行くようになりました。


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「こんな物」を使って勉強した子供達は大人になりました。



 でも、みんな「こんな物」のようなものに頼らないと何もできなくなっていたので、国は2回目の破滅をしました。世界中の「こんな物」を買った国々も、2回目の破滅をしました。



 そして、「こんな物」を買うなと決めていた国は、 先生から立派な教育を受けて、強い国になりました。



 リュウリュウは前と同じように、世界中の人から批判されました。

10_「そんなものこんなもの」お父さんの願い。何があろうと大丈夫。1/4

 不穏な世の中で、心配なことが多くなりますが、こういうときこそ、ひとりひとりがしっかりしていれば大丈夫です。この短いお話はそういう願いを込めて作ったものです。



 これは、お父さんの作品です。
1ページごとに絵をつけたいのですが、絵が苦手なので、文字だけです。


どうぞ、お楽しみください。


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そんな物、こんな物


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 あるお金持ちの家に男の子が生まれました。 商売をしていて、なに不自由することなく大きくなりました。


 ある貧しい農家にも男の子が生まれました。 食べる物がなく、いつもおなかを空かせて大きくなりました。



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 この二人の子供はやがて同じ小学校に入りました。お金持ちの子供はリュウリュウ、貧しい家の子供の名前はパンパンです。


 リュウリュウは、勉強はあまり好きではありません。むずかしい宿題は、お菓子を分けてあげて、頭が良くて、勉強が好きなパンパンにやってもらいました。だから二人は、いつも仲の良い友達でした。


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 リュウリュウは、勉強はもうしたくなかったのですが、 お父さんは世の中の事を良く知ることができるようにと、上の学校に行かせました。


 パンパンは、もっと勉強をして、色々なことを知りたかったのですが、お父さんは、お金がないのと、勉強をしても何の役にもたたないと思い、小学校を終わると、家で農作業の手伝いをさせました。




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それから何十年もたちました。


 リュウリュウは会社を作り、子供が夢中になる、 「そんな物」という商品を作りました。


 世界中に支店を持ち、何千人もの従業員が働いています。「そんな物」はどんどん売れて、お金がドンジャラ儲かります。


 パンパンは、こつこつと働き続け、土地も少しづつ買って増やし、生きていくのに困らないようになりました。 畑で獲れた物を、ほかの貧しい人達にも少しずつ分けてあげました。


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 リュウリュウが作った「そんな物」は、子供が一番ほしがる物の一つ。 クリスマスやお正月のプレゼントにみんなが買っていきます。


 でも子供達は、勉強がいやになったり、つらいことがあると
一人で「そんな物」ばかりを遊ぶようになってしまいました。


 長い間「そんな物」を遊んだ子供は、我慢することが苦手になります。 リュウリュウはそんな子供をたくさん作り出して、 ドンジャラドンジャラドンジャラジャンとお金を儲けました。


 大人は「そんな物」を遊んでほしくないと思っていました。でも、リュウリュウの会社は、あまりにも大きくて有名な会社になってしまったので、誰も、「そんな物を売るのはやめろ!」と言う人がいませんでした。

09_本物を食べれば、お金がかからない。ハチミツ。

 日本ミツバチのみつが入った巣です。
日本ミツバチの蜜には、プロポリス、ローヤルゼリーが一緒に入っています。1パック1000円で買いました。東京では4倍するはずです。そして西洋みつばちでしょう。日本と西洋みつばちの違いは何かって?



それはないしょ。困る人がいるでしょうから。



 これは、巣を除いただけの。
一瓶2800円です。とてもまろやかで旨い。



「これが本来のハチミツの味なんだーー!」
と感動しました。がーーー、感動したのはハチミツを作っている、おじさん。



「加熱といっても40度ぐらいで、なんともねえはずなんだが、こんなにうめえというのは、知らながったなあーー、うめえよ」



 その後、非加熱ハチミツの注文ばかり。
きっかけを作ってあげたのは、お父さんですよーー!



 お父さんは、実験始めました。
Dydoの自販機にぶどう味のジュースがあります。100円です。



この中に、カヤの実の緑の皮を入れて飲むのが、好きなお父さん。
 



 飲み終わって、そのままにしておいても、発酵菌が強くて、カビも一切生えません。
このままの菌がいる状態で、水に溶かしたハチミツを入れます。

 そうすると、小さな泡が出始めます。
パンパカパーーンに膨れて硬くなったボトルの中で、サイダーになり、お酒になり、最後はちょっと酸っぱい味になって、菌は活動を止めます。



 それがこれ。自然に作られた発酵菌がいっぱい入った飲み物。



 お父さんは、体に発酵菌を取り込めば健康でいられると思っているので、ハチミツで増殖させた菌は理想的だと思っています。



この中に、カヤ菌だけでなく、ハチが集めてきて生き延びている色々な菌がいるはずです。



 今日の朝ご飯です。
もらった熊肉、どんぐり澱粉を炒めたもの、そしてハチミツで培養した発酵菌たちです。



 熊は、嗅覚が良く、どんな危険があっても、ミツを食べにやってきます。
冬眠前に、お腹の中に発酵菌を住まわせたいという本能があるのではないでしょうか。




 お父さんの場合ですが、自然のままのハチミツをたべると、甘い物を食べたいという欲求がなくなります。これは必要な栄養源を確保できたということかもしれません。



 結果として、ハチミツは減らず、お金の節約になります。食べる量は十分の一ぐらいになります。



 さて、これを食べて、お腹はなんともないでしょうか?うんこ洩らし、しないでしょうか?

08_ゲロを手ですくって掃除してあげた小学生。でぶお父さん。

 これは、私が一番好きな25年前の写真です。
海がすぐ近くにある畑で、おおきなユズの収穫を手伝いに行ったときのものです。

写真の使用許可をは、もらっています。


 それから子供達も大きくなり、学校に通い始めました。
お父さんは、子供たちに、創作したおもしろい話や、すごいなあと思う話をよく話しました。息子は小学校2年生頃だったと思います。


 ある日、新聞で読んだ話をしました。
ある大学の先生が、学生たちと飲み会をしたのですが、女子学生が吐いてしまった。キャーと逃げる学生。



 でも先生はスッと駆け寄り、嘔吐物を手ですくってきれいにしてあげた。この話をして、この先生はすごい人だと話してあげました。



 ある日、学校から帰った息子が話してくれました。
「今日**ちゃんが、授業中にゲロ吐いたんだ」
みんな逃げたけど、おいらはすぐに「バケツを持ってきて!」
そう言って、ゲロを手ですくってきれいに掃除してあげたんだ。
帰る時に、**ちゃんのお母さんから、「ありがとう」って言われたんだ。



 お父さんは、「よくやった、えらいぞー」、そう言って坊主頭を何回もグリグリしてあげた。


 日頃、親が言う言葉は、子供にしっかりと刷り込まれているんだんあと、勉強になりました。



 お父さんの写真も見たいですか?
見たくないって? そんなこと言わないでください。



 ほらっ! お父さんは大仏さんのように太っていました。
今より18Kgも太っいて、一番太った時は、下に落ちた物を拾うのも大変でした。いつでもいっぱい食べていました。



 だから、食べ過ぎて体が壊れるのは、当然のことだったのです。解かっていても、食べることをやめることができませんでした。

07_知恵があれば、にわとりも来ない。

 ずっと前にも紹介しました。
もう一度読んでもらいたい気持ちなので。