031_カシワとコナラの木。そして熊。
お父さんは、どんぐりに注目するようになってから木も実物を見て理解できるようになってきた。
以前住んでいた宮城県では、ドングリは長く大きく親指の半分ぐらい大きい種類もあった。木の種類には注目していなかった。澱粉を加熱すると茶色くなった。
北海道の十勝地方の中札内に来てから、ドングリを見て思ったのは、「植物でも動物でも大きい北海道なのに、ドングリちっちぇーー」
宮城県ではどんぐりが落ちると、すぐに虫に食われてしまうのだが、北海道には虫が少ない。澱粉が多く色も白っぽい。
ここでお父さんはやっと木の違いに注目した。
手前の木はカシワで、平地に生える事が多い。奥の木はコナラで、山に生える事が多い。葉の形は同じだが、カシワの葉はコナラの二倍は大きい。
コナラのドングリは茶色で大きめ。傘に毛がない。
カシワは葉が大きく、ドングリは小さく、傘に毛が生えている。外側はひび割れていても中はしっかりしている。
今年のように温かい日が続くと、カシワでドングリがなる木が非常に少ない。コナラの木には、こういう気象でもドングリができる。
熊について。
私が住む所には、お父さんが自転車で走る川のそばの道路や、人の少ない道路には熊のうんこがある。
山関係で働いてきた80歳ぐらいの爺さんに聞いてみたんです。「今まで、熊にあった事は何回ぐらいある?」って。そうしたら驚きの答えが。
「動物園以外で見たのは一回だけだ」
「嘘だろーー! ええーー!」
十勝の農場が多いところでは、熊はトウモロコシ畑で、そこに寝ながら好きなだけ食べるらしい。どんぐりがあろうとなかろうと、人の近くには来てけんかする必要はないのだ。
これが、農場が少ない地域だと、山に食べ物がなければ、人のいる食べ物がある所に出てくるしかないのでしょう。人間も金も食い物もなく追い込まれたら、食うために何をするかわからない。
お父さんは観察してわかっています、ドングリや栗などの木の実が豊作なのは、4年に一回だけなんです。他の年は非常に少ない。
熊対策するなら、熊が腹を減らさないようにしないと。
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