私のFaceBookに遺産を半分分けるので、「それをホームレスの子供達や困っている人に使ってくれないか」「その手伝いを頼めないか」というメッセージが来た。

　お父さんは、やさしくて、嘘をつく人を知らないので、原生林に住む、外敵を知らない鳥のように、無警戒で相手をしてしまった。

日本人なのにこの顔ですが、混血かなと疑いませんでした。

お父さんの返信。恥ずかしくて書けません。

お父さんの返信。恥ずかしくて書けません。

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お父さんの返信。恥ずかしくて書けません。

お父さんの返信。恥ずかしくて書けません。

　ここもおかしいのです。ようこさんが日本人であれば、日本には子供が路上で寝泊まりすることはありません。どう考えてもこれは海外の都市の中の状況ですね。

お父さんは、やっとここでおかしいことが多すぎると思ったです。
なぜか、自分には財産がたくさんあるという事を強調してきました。

多分、この話はAIが考えて作ったものだと思います。

　実は、お父さんの知り合いの老人に、ある海運会社の会長だった人がいました。その方は朝鮮が日本だった頃に警察官のお父さんと一緒に日本に来ました。

　小学生だったその人は、言葉が良く理解できず、学校に来てもすぐに山に行って寝て、昼の前に体育の時間があると山から教室に来て、ストーブで温めた金持ちの家の子供の弁当を食って、また山に行くような生活をしていました。

　ある新しい先生が来て、「そんなことをしていてはだめだ」と、毎日先生の下宿先で、勉強を教え、一緒に遊び、励ましてあげ、中学の終わり頃には優秀な生徒になりました。

　日本は太平洋戦争の直前
で、軍の養成学校に行く人もたくさんいましたが、その人はアメリカに行き、レストランで皿洗いをしていたそうです。

　戦争が終わり、その人は日本に戻ったのですが、英語を話す人が足りない時代で、海運会社に雇われました。

　そして伊勢湾台風が来たのですが、、それが転機になりました。その会社は名古屋で作った自動車をアメリカなどに運ぶための、大きな船を何隻も持っていました

　台風の中、その人は陣頭指揮を指揮を執って一隻の船も壊すことなく台風を切り抜けました。そこから、どんどん出世して、社長になり会長になりました。弁当を盗み食いしていた同級生達は、大きな黒塗りの自動車数台で、「よおーー！」と現れたのにびっくりしてしまいました。

ところが老後はみじめでした。
　
　お金も資産も沢山ありましたが、子供がいなかったのです。
  奥さんは先になくなり、一人娘だったため、商売をしていた親から引き継いだ持て余すほどの資産があったのです。

　頻繁に奥さんの親戚と名乗る知らない人が、資産分与とか寄付の話しをしにくるのです。

　財産は資産管理会社がやって、自由に使える小遣いは少なく、それも、６人の家政婦さんにあげてしまいます。

  そのうち、うんこまみれになっても、きれいにしてもらえなくなって、つらくなって、お父さんの友人に電話をしてきました。それから一か月後には音信不通になってしまいました。

　だから、お父さんは、子供がいない人の遺産で大変な思いをするのを良く知っていたので、ようこさんの話をほとんど信じていたのです。

　こんな、やさしい人の善意を利用して騙す物語は、AIなら簡単に作るのでしょう。  AIはすごい、使うべきと言う人の方が多いようですが、大事な事には使えませんね。それをやったら将来どうなるとか、道徳的にどうかという判断がうまく行きませんから。

　詐欺を仕掛けた相手は、銀行口座と本人の個人情報がほしいようです。振込詐欺の振り込み先に使われたり、クレジットカードナンバーや住所氏名を知られると不正請求が来るらしいです。

　もし「やられたー」と思ったら、銀行口座を解約、クレジットカード解約、住所と個人情報はどうしようもないので、警察等に相談するしかないでしょうね。

　こんなことを仕掛ける人がいるとは、なんなんだよう。