菊芋を生で食べない理由は、おいしくないからです。

　売る人もお客様に言うそうです。「この芋はおししくねえがら」。何？　売る人がそんなこと言うの？　正直な人だなあ。

　お父さんも、偶然、いつもは食べないほどの小さいのをかじって、うまいのを知りました。そうでなければ、茹でるとおいしくなるので、生食は絶対しなかったと思います。

　そして、市販されている白い芋より、紫の方が生食ではおいしいということ。市販品の白いものを買ってかじってみました。生食ではおいしさを感じません。

　生食には、紫色の小さいのが向いています。

　今まで疑問に思っていたことがあります。

１．ネットで見つけた記事なんですが、その昔、アメリカで白人が寒さと病気でバタバタ死んでいく中、ネイティブアメリカンは死ぬことがなかった。なぜなのかを調べていって、菊芋を常食していることで生命力が上がることが解ったそうです。お父さんはどのように調理して食べていたかを知りたかった。でももう解かりました。答えは生食ですね。それしかありません。
（この事を体験した、フランス人が菊芋をヨーロッパに持ち込み、世界中に広まりました。そのためフランスと隣国イタリアでは、菊芋を使った料理があり、好まれています。）

２．ロシアの２０人ぐらいで働く採石場で不思議ことが起きました。次々に作業員が死んでいったのです。原因は岩に放射性物質が含まれていたことでした。ところが、二人だけなんともなかったのです。調べていくと昼に菊芋を食べていたことがわかりました。

　お父さんは、キクイモの効果を感じられず、どの部分をどう料理して食べていたのかを知りたかったのですが、わかりませんでした。でも今なら確信できます。生食です。